知的障害者の才能が開花したAIアノテーション業務

株式会社こころと（本社：東京都港区、代表取締役：大島三星）は、企業理念である「障がい者の才能を開花させ、その才能を活かし、社会へ貢献する」を実現するために設立当初から障がい者の育成に取り組んでいます。

AI（人工知能）システム開発では、性能向上やチューニングを目的としてデータセット（教師データ等）を用意することがあります。高性能なAIを開発するには良質なデータセットが重要となり、このデータセット作成作業をアノテーションと呼んでいます。
当社では多くの知的障害者の方がアノテーション業務に携わっています。

アノテーション業務は良質なデータセットを求められます。
良質なデータセットとは、AIにとって最適化された大量のデータを指します。

一般的に、知的障害者に割り当てられる仕事は単純作業が多いと思われます。
しかし、定量的なアセスメントを実施することで、本人も気づいていない潜在能力を見つけ、その能力を開花させ、育成することで高度なIT業務に携われるようになります。
良質なデータセットを作成するには、①データを正確に最適化するという正確性、②素早く処理をするスピード、③大量のデータを作成するという集中力の維持が必要ですが、当社には、その3つを兼ね備えた知的障害者が業務を担当しています。
開花した才能を活かし、自己判断で最適化を行い、素早く、大量の良質なデータセットを作成し続けることができます。
この方は、スタッフも本人も気づいていなかった才能をアセスメントで見出し、育成することで、短期間のトレーニングで高度なアノテーション業務に従事することができました。
本人は「自分はこんなにできるんだ」「会社の、社会の役に立っている」ということを自覚し、日々のアノテーション業務がとても楽しいと言っています。

当社では、知的障害者の潜在能力を開花させ育成することで、社会で求められるジャンルに貢献し、知的障害者ならではの価値を産み出しています。

このように才能を開花させる育成プロジェクトが「こころとインサイト分析」です。
「こころとインサイト分析」により、能力を見える化し、スキルを引き上げ、業務を実施できるレベルまで育成を行います。

詳しくは「こころとインサイト分析」をご覧ください。

株式会社こころとは、就労機会に恵まれない障がい者を直接雇用し、ポテンシャルを活かす分析により一人一人が能力発揮できる仕事を提供する会社です。150名以上の精神・発達障害者が企業をリモートで支援するアシスタントサービスを提供しています。